みんなの金融リテラシー

金融リテラシー入門:テーマ「住宅購入」ダイジェスト版

全15章からなる「金融リテラシー入門」の講座のうち、「住宅購入」の授業をダイジェスト版でお届けします。

安心して出産するには、いくら必要?

病院によっては出産費用が100万円かかることも!?

2014年5月13日

女性にとって人生の一大イベントでもある出産費用にはいくらかかるのでしょうか。4月に帝王切開分娩で長女を出産したのですが、差額ベッド代に約30万円(1泊約4万円で7日間)、帝王切開分娩に約70万円(3割負担)と、総額で100万円近くかかりました(帝王切開の場合は健康保険の対象のために、1ヵ月の自己負担限度額を超える部分は高額療養費として後から払い戻しがあります。差額ベッド代は対象外です)。出産育児一時金として42万円の支給があるので、病院の窓口でのお会計は約60万円になりました。

厚生労働省の調べ(2010年8月)によると、出産費用の全国平均は47万3626円です。都道府県別で差があり、最も高かったのは東京都の56万3617円、次いで神奈川県の52万172円、最も低かったのは鳥取県の39万1459円でした。

出産費用は高額になるため、健康保険から「出産育児一時金」として、一児につき原則42万円が支給されます。「直接支払制度」に対応している医療機関の場合は、医療機関に合意書を提出することにより、出産費用と一時金との差額を支払うことも可能です。つまり、平均的な出産費用の場合、計算上は差額の5万円程度で済むということになります。

しかし、実際には出産費用はもっとかかることが多いのです。出産にかかるお金は主に分娩費用(セット料金になっていることも)と差額ベッド代です。分娩をする医療機関でこの二つの料金をよく確認しておきましょう。出産費用が高額な東京都内の病院の場合、基本プランが70万円前後、差額ベッド代が1泊4万円前後ということもあります。つまり、6日間入院すると、70万円に差額ベッド代の24万円が加わり100万円近くになるということ。一時金を差し引いたとしても病院でのお会計が60万円近くになることもあるのです。

分娩方法によっても費用は変わります。無痛分娩の場合は医療機関にもよりますが、10万円前後の上乗せ費用があることが一般的です。帝王切開の場合も自然分娩より高額になることが多いですが、健康保険の適用となるために自己負担は少なくなる場合が多いです。

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お会計は現金、クレジットカード、デビットカードなど医療機関により異なるために決済方法を確認しておきましょう。入院当日に預かり金が必要なケースもあります。クレジットカードの利用可能額、デビットカードやキャッシュカードの一日当たりの上限額を確認しておきましょう。場合によってはクレジットカードの利用限度額を増額しておくのも手です。

出産のお金は高額になることもありますが、一時金以外にも申請をすることによりもらえるお金もあります。加入している健康保険組合から一時金の他に付加金が出る場合もあります。付加金を受けるには健康保険組合に申請する必要があるためにお忘れなく。また、出産費用の助成や「出産祝金」を独自に支給する自治体や「出産祝金」が出る企業もあります。お住まいの市区町村のサービスや勤務先の福利厚生制度を確認しておきましょう。

妊婦健診や出産費用の自己負担額は基本的には医療費控除の対象になります(差額ベッド代などを除く)。医療費控除は1月1日から12月31日までの1年間で医療費としてかかった合計金額が10万円(総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%の金額)を超える場合に申告できます。

例えば、1年間に支払った医療費の合計額が30万円、医療保険から10万円の給付を受けた場合、「医療費30万円-保険金など10万円-10万円(総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%の金額)=10万円」と、10万円が所得控除の対象になります。所得税の税率が10%の人の場合は約1万円の還付を受けることができ、住民税(一律10%)も約1万円安くなります。


最後に、出産は予定通りいかないことが多いものです。切迫早産になったり、分娩予定の病院から緊急搬送されたり、自然分娩の予定が帝王切開に変わったりと、予定外のことが起きる場合も。私の場合も自然分娩の予定が緊急帝王切開になりました。また、その日の状況で個室になるかどうか分からないと言われ、念のため個室代も準備しました。出産は女性にとって人生で大きなイベントです。満足がいく出産をするためにも、お金はギリギリではなく多めに用意しておきたいですね。

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