みんなの金融リテラシー

金融リテラシー教育フォーラム2017 in札幌

札幌学院大学で行われた金融リテラシー教育フォーラムの様子を紹介します。

世界のお財布事情 カードを使うほうが家計を把握しやすい?

買い物シーンに応じて利用する決済手段を決めるのも賢い方法

2015年7月21日

こんにちは。「お金に困らないで生きるには」のファイナンシャル・プランナー花輪陽子です(連載トップページ:スマートフォンはこちら、パソコンはこちら)。

みなさんはコンビニやレストランでお会計をする時、洋服を買う時など、用途によってクレジットカードや現金などの支払い方法を決めていますか。働く女性の家計簿を見させていただいていると、現金払いとクレジットカード払いが混在していて家計を上手に把握できていない人が多いように思います。

私は1ヵ月前からシンガポールで生活をしていますが、こちらではお会計の際にデビットカードやクレジットカードで支払っている人が多いです。現地の銀行で作ったキャッシュカードには日本でもおなじみの「Visaデビット」や現地の決済システムの「NETS」などのデビット機能が付いています。スーパーや飲食店などで1000円~5000円程度の支払いの際にはデビットを利用し、洋服などを買う時はクレジットカードを使うようにし、ATMからの現金引き出しは最小限にしています(手数料が無料になるのは月数回まで)。

反対に高額の買い物の際に現金を利用するのは少ないようです。こちらに来て間もない頃、10万円のスクーターを買うのに現金で支払ったのですが、「キャッシュで支払った人は初めてだよ」と笑われました。また、コンビニなどで少額の支払いの際に50ドル札(日本円で4500円程度)を渡すと断られることも多々あります。日本ではコンビニで100円程度の買い物の際に1万円を渡しても大丈夫ですが、海外ではNGな場合もあるようです。

Visaの「調査結果(2012年)によると、1000円から 5000円程度の日用品や軽食の支払いにおいて、東京の女性の68.0%は現金払い(次いでクレジットカード払いが31.3%)、ロンドンの女性の55.0%がデビットカード払い(現金払いが35.0%)、ソウルの女性の49.3%がクレジットカード払い(デビットカード払いが46.3%)なのだそうです。国によってお金の支払い方が大きく違いますね。日本では現金払いが一般的ですが、他の多くの先進国ではデビットカードやクレジットカードなどのカード類を活用している女性が多いようです。

image

カード決済にはどんなメリットがあるのでしょうか。

カード決済は支払いが早く、記録も残るというメリットがあります。また、ATM手数料の節約、ポイントが付くなどもおトクポイントでしょう。クレジットカードの提示や利用で値引きなどを受けられる優待ショップがある場合もあります。

現金払いだと家計簿を付けないと何にいくら使ったのか記録が残らないので家計管理が大変になりますよね。私もこちらに来てからこまめに家計簿を付けていますが、現金だとレシートをもらい自分でエクセルなどに入力をしないと記録が残りませんが、デビット払いだとオンラインで記録を見ることができるので家計管理が容易です。

何にいくら使っているのかを把握できないという人は、記録が残るカード類を活用するのも手かもしれません。クレジットカードは後払いなので使い過ぎる心配がありますが、デビットカードは使ったらすぐに銀行口座から引き落とされるので、口座残高以上に使い過ぎることはありません。また、チャージ式で前払いのプリペイドカードを活用するのも手でしょう。

大きな買い物はクレジットカード、日々の買い物はデビットカードなど買い物シーンに応じて利用する決済手段を決めておくのも有効です。後払いのクレジットカードの場合はエクセルなどに記録を控えると使い過ぎの防止になります。

花輪陽子さんの最新刊
『30代で1000万円貯める! 共働き夫婦のマネー術』
(日本経済新聞出版社) 著・花輪陽子

img

共働きはリスク半分、収入倍増の最強のマネー術。2人で協力すれば、「30代で1000万円」も早く無理なく貯められます。
 つい陥りがちな共働き家計の落とし穴と、将来困らないための賢いマネープランがわかります。

Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する