みんなの金融リテラシー

大学生のための金融リテラシー教育

大学で実際に行われた授業から、金融リテラシー教育の取り組みを紹介します。

デビットカード

ここ数年、日本でもデビットカードの発行が開始され、現金による支払に置き換わりつつある。デビットカードとクレジットカードの違いは、デビットカードが直接、銀行の預金口座に結びついている点である。クレジットカードは、商品を購入する場合に、カード発行会社から一旦お金を借り入れて支払い、後日指定した自分の銀行口座から購入代金が引き落とされる仕組み。一方、デビットカードでの購入は、カードに紐づいた預金口座から直接購入代金が利用したタイミングで引き落とされる。

デビットカードは銀行口座に直接紐付けられているので、利用にあたりその注意事項を心に留める必要がある。

常に残高を確認
現在の口座残高と自分が利用できるお金を常に把握しておこう。銀行が提供するオンライン・バンキングを利用すれば、デビットカードで支払った金額や、携帯電話や公共料金など、自分の口座の出入金額を一括管理できる。

限度額を知る
ほとんどデビットカードは、一日当たりの利用限度額(ショッピング利用額や海外ATM引き出し額)を設けている。これらの限度額は、カードが盗難された場合にあなたを保護するために、設定されたもの。しかし、設定された利用限度額を超えた場合、預金口座に十分な残高があったとしても、カードで支払いができなくなることがあるので注意しよう。カードの利用限度額を把握し、限度額の増減が必要なときは、オンライン・バンキングのメニュー画面から変更するか、カード発行金融機関に連絡しよう。

より安全に利用するために
より安全に利用するために、デビットカードの利用通知メール機能を活用しよう(無料)。利用の度に、指定したEメールアドレスに、利用確認のメールが届く。

他人には教えない
デビットカード取引には、暗証番号(PIN)の入力が必要(お店によっては、レシートにサインを求められる場合もある)。第三者に特定されにくい、ユニークな番号を設定しよう。住所・電話番号・誕生日といった、第三者が容易に推測できる番号は避けよう。

暗証番号は他人には絶対に教えないこと。どこかに書き留めるのはやめて、頭の中に覚えておこう。自分の暗証番号が漏れてしまった場合や、第三者が自分の暗証番号を知ってしまったと感じたら、カード発行金融機関に連絡して、直ちに暗証番号を変更しよう。

デビットカード — 高い安全性
クレジットカードで提供される機能や保護が、デビットカードでも利用可能だということを知っているだろうか?

  • 不正利用に対する保護

万が一カードを紛失、盗難または不正使用されても、カード発行金融機関が定める条件を満たせば、不正利用請求分についてはカード所有者は支払い責任を負わない。不正利用の疑いが生じた場合は、速やかにカード発行金融機関まで連絡のこと。また、詳しい条件および制限等については、カード発行金融機関に確認しよう。なお、ATM現金引出取引、Visaコーポレートカード、Visaパーチェシングカードによる商業取引は保護の対象とならない。

  • 異議申し立て デビットカードでの支払い内容に問題が生じた場合、異議申立を行い、解決することができる場合もあります。これは、暗証番号の入力ではなく、サインをした取引やインターネット上のお店での支払い等に限られます。商品購入時のレシートは必ず保管し、疑問があれば発行銀行に確認してください。