みんなの金融リテラシー

金融リテラシー教育フォーラム2017 in札幌

札幌学院大学で行われた金融リテラシー教育フォーラムの様子を紹介します。

債務

debt

債務を抱えているのは、あなた1人ではない。自分が債務問題を抱えていると認める、のは難しいときがある。支払能力の限度を超え、自分は債務を返済することができないかもしれないと理解するのは、非常に辛いことである。この状況を脱却する鍵となるのは、今、行動する、先延ばしにしない財政管理、債務返済計画を立てることで、心配事を減らし、未来の財政状態をより良いものにする第一歩を踏み出すことができる。

まず自分自身に、債務が問題となっているかを問いかけてみよう。問題となっているかどうかを判断するのに役立つ状況として次のような例がある。

  • 先月の支払いをする前に来月の請求書が届く。
  • 請求に支払遅延手数料が組まれていることが多い。
  • 郵送された請求書の開封を避ける。
  • 請求書の郵送に代え利用明細のWebサービスに登録しながら確認を避けがちである。

書き出す
あなたは実際に、自分の債務額を知っているだろうか?知らない人がほとんどではないだろうか。まず、住宅ローンであれ、クレジットカード残高であれ、奨学金であれ、また家族や友人に対する借金であれ、あなたの債務のすべてをリストにすることから始めてみよう。書き出す:

  • 貸し手の名前
  • 借入額
  • ローン期間
  • 利率および手数料

これらを合計してみよう。数字を見ていると悩んでしまうかもしれないが、これは債務の返済のために前向きな、そして必要な、第一歩である。

現実的に考える
あなたの債務状況を分析したところで、月々の予算を考慮した現実的な目標を立ててみよう。今度の夏用に計画していた旅行、買いたいと思っていた新車は、債務の削減という新しい見解に照らし合わせると、今実施すべきことではないのかもしれない。

落ち込まない
債務の削減は、減量に似ている。1カ月後に20kgの減量を目指すのではないく、妥当な時間枠における現実的な目標が必要であり、それは債務についても同じことである。ほとんどの人にとって、債務なしの状態になるには何年もかかる。これは、人生を楽しむのをあきらめなければならない、ということではない。単に、収入に応じた生活を送り、今陥っている状況を作り出したお金の使い方を修正することにまじめに取り組むことを忘れてはいけない、ということである。支払うべき金額の完済に努力し、債務なしの状態になることは、時間をかけるだけの価値があり、より明るい将来の財政をもたらしてくれる。